【箱根町】KKR宮ノ下 〜お値段以上の価値あるお宿〜

我が家が年2、3回は泊まりに行く宿。

建物は古く、国道138号線から建物にたどり着くまでの坂道の道幅は狭くて対向車がきた暁には冷や汗ものだけど、
こじんまり感と奥まった場所がゆえの静謐さ、森の匂い湧き立つ露天風呂。そして何よりも美味しい、季節感あふれるお料理が私の足を向けさせる宿。
スタッフの皆さんの誠実さや実直さもとても好感が持てる。

２０２０年３月２７日

３月という季節を意識させてくれる前菜

白身のお刺身で巻かれた桜海老

黄色と緑が菜の花を想像させる

地元のブランド豚のお鍋

近江蒟蒻の入った炊き合わせ

雛祭りにちなんだちらし寿司

桜餅とイチゴ

桜餅は関西風の道明寺。料理長が京都のご出身か、京都で修行された方なのかも。

盛りだくさんの朝食

加熱して出来立て熱々のお豆腐、焼き立てのアジの開き、しじみのお味噌汁、ひと工夫された茶碗蒸しなど、毎回定番といえば定番ですが飽きない朝食です。

２０２０年７月３日

５月末の緊急事態宣言解除後、県内の移動ということで箱根を再訪。
３月訪問時とは、宿の様子がかなり変わりました。

• 当然のことながら、館内至る所に消毒液
• 館内移動はマスク着用
• 原則、クレジット決済
• エレベーターは家族単位で
• お風呂の脱衣カゴは半分に。カゴがなければ外で待つ。
• ２箇所の内風呂の男湯、女湯の入れ替え（暖簾替え）なし
• 食事処はテーブル間に衝立
• （何となくだけど）テーブルごとに給仕スタッフを固定

と、感染予防、拡散防止にかなり力を入れていることがわかりました。

お料理の提供のされ方も変わりました。

前菜、お造り、茶碗蒸し

最初に提供されたもの、全てにフタがついていました。
飛沫感染防止なのだと思います。

梅雨の時期らしく、カエルや紫陽花に見立てたお料理が

シラス、山椒、お揚げの釜飯

涼しげな緑のあんみつ

お料理の提供にも様々な配慮、ご苦労が見られます。

朝食も趣きが変わりました。

緊急事態宣言解除後の朝食

全て蓋付きの器に盛られて提供されました。
焼き立てのアジがなくなったのは残念ですが、仕方ないですね。

箱根は噴火や昨秋の大雨、そして今回のコロナウイルスで打撃につぐ打撃を受けています。
また最近コロナ感染が拡大してるので訪問していいのかどうか迷います。落ち着けばまた宿泊して応援したいものです。

KKR宮ノ下

国道138号線から建物までの道幅は狭いが、ところどころ待避所のような場所はある。
対向車が業者さんの場合は慣れた感じで道を譲ってくれる。
２つの内風呂、男女別の露天風呂あり。裏が箱根彫刻の森美術館で緑豊かな立地。
館内Wi-Fiあり。オンシーズンでなければ1泊2食で税込1万円以下とコスパがとても良い。